看護実習 患者さんとのコミュニケーション 最初のポイント3つ!

看護実習生として、患者さんとどうコミュニケーションを取るか悩んでいませんか?

「何を話せばいいのか分からない」

「どうしよう。。会話が続かない」

「緊張してうまく接することができない」

こんな悩みを抱える実習生は多いですよね。

患者さんとのコミュニケーションは、家族や友人との何気ない会話とは異なるため、最初は戸惑うのも無理はありません。

でも、心配いりません!

実習期間中に実践できる簡単なコツを覚えることで、患者さんとの関係をスムーズに築くことができます。

この記事では、実習生がすぐに実践できるコミュニケーションスキルを紹介します。

信頼関係を築くための基本を押さえて、不安を軽減し、穏やかな実習を進めるためのヒントをお届けします。

 

Contents

1. あいさつの重要性

あいさつはコミュニケーションの基本です。

ですが、意外に見落としがちなのがその重要性です。

あいさつは、ただの言葉のやり取りではなく、相手に対して尊重を示す大切なステップとなります。

『おはようございます』や『こんにちは』といった挨拶を通じて、患者さんは自分が注目され、尊重されていると感じることができ、それが安心感や自己肯定感の向上につながります。

 

ポイント

  • 穏やかな表情で、少し高めのトーンで話す
  • 患者さんの名前を呼んで、自分が何者かを名乗る
  • 目を見て、体を相手に向けて挨拶

たとえば、実習初日であれば、
「〇〇さん、おはようございます。初めまして、△△学校の××と言います。よろしくお願いします。」
といった簡単な言葉で、丁寧に、穏やかに話すことが大切です。

 

2. 傾聴(けいちょう)の技術

実は、会話が上手になるためには、話す練習よりも聞く練習の方が重要だといわれています。

会話が得意でない人がいるかもしれません。

しかし、患者さんとのコミュニケーションでは、話すことが得意でなくても問題ありません。大切なのは「聴くこと」です。

「傾聴」とは、相手の話をただ聞くことではなく、その人の気持ちや考えを理解し、共感を示しながら注意深く聴くことです。看護の現場では、患者さんが抱える不安や悩みを理解し、それに基づいて適切なサポートを提供するために、傾聴は非常に重要です。

傾聴は言葉だけでなく、非言語的なサインも重要です。

例えば、相手が話している時に目を見て聴く、身体を向ける、うなずきながら反応を示すなどが、相手に安心感を与えます。

 

傾聴のポイント

  • 目を見て聴く(目が苦手な人は眉間がおススメです)
  • うなずきや相槌を使って関心を示す
  • 表情や身体の向きを調整して、相手に安心感を与える

「うん、うん」と頷くだけではなく、話のペースに合わせた反応を心がけましょう。

相槌は「はい」だけではなく、「えぇ」「あぁ」「そうなんですね」など何種類か使いましょう。

特に実習中はマスクをしているため、顔の表情が見えにくいですが、眉を動かすなどの方法で自分の感情を伝えることができます。

また、腕を組むことは相手に否定的な印象を与えることがあります。メモを取っていないときは、手を膝の上に置いておくと良いでしょう。

 

3. 観察力を活用する

観察力は、患者さんとのコミュニケーションにも欠かせません。

実習では、カルテで得られない患者さんの感情や価値観を見逃さないようにすることが大切です。

 

観察ポイント

  • 患者さんの表情や体調を細かくチェック
  • ベッドサイドの環境(新聞、本、家族の写真など)を観察
  • 患者さんがどのように過ごしているかを観察し、会話のきっかけを見つける

これらの観察を基に、患者さんが話しやすい状況を作りましょう。

人は自分のことを話したい生き物ですから、観察から得た情報を元に会話を進めることで、より良い信頼関係を築けます。

 

まとめ

このように、基本的なスキルを意識することで、実習がより充実したものになります。

スキルは使えば身につきます。

少しの心掛けで、患者さんとの信頼関係を築くことができるので、ぜひ実践してみてください。

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